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岩波書店

名作短篇選の復刊、テクノロジーと身体性をめぐる対談、”半歩先”の韓国を知る本など、韓国に生きる人たちや、私たちの生きる社会のことを、知って感じて考える、多彩なラインナップをお送りします。

会社情報
株式会社 岩波書店
〒101-8002 東京都千代田区一ツ橋2-5-5 
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おすすめ書籍紹介

『すいかのプール』

アンニョン・タル作、斎藤真理子訳
2018年7月刊、定価1870円(税込)

大きなすいかがぱかっと割れたら、すいかのプールのプールびらき。うきわを持ってでかけよう。葉っぱのジャンプ台から飛びこんだり、ぶあつい皮をすべったり。子どもの楽しい空想をいきいきと描く韓国の絵本。

『日本移民日記』

MOMENTJOON 著 
2021年11月、定価1870円(税込)

韓国出身の移民として、日本語表現の新たな地平を切り開くラッパー、MOMENT JOON。日本のヒップホップ、「外人」であること、差別語、詩人・金時鐘との出会いなど、日々の経験と思索を鋭く率直な言葉で綴る。

『消えたヤマと在日コリアン』

細見和之、松原薫、川西なを恵 著
2021年5月、定価682円(税込)

かつて歩兵第七十連隊が置かれ、戦争の拡大とともに鉱山で栄えた丹波篠山。その歩みは近代日本の縮図そのものだった。しかし鉱山で働いていた朝鮮人たちのことは、なぜか公的な記録に残されていない。見失われた彼らの足跡を辿る。

『せん』

スージー・リー 著
2018年10月、定価1980円(税込)


えんぴつの先から一本のせんが生まれ、スケートぐつをはいた少女が氷のうえへと軽やかにすべりだした。のびやかな曲線を描き、軽やかにジャンプ! ところが……。驚きと幸福感にみちた魔法のような絵本。

『ディアスポラを生きる詩人 金時鐘』

細見和之 著
2011年12月、定価2970円(税込)

多くの表現者、知識人に深甚なる影響を与えてきた在日の詩人。その生を刻みつけるようにしてつむがれてきた詩作/思索を、個人史と在日史、戦中・戦後史に重ね合わせて描く。脱植民地化を追い求めた詩人の全体像。

『サイボーグになる――テクノロジーと障害、わたしたちの不完全さについて』

キム・チョヨプ、キム・ウォニョン 著 牧野美加 訳
2022年11月刊行予定、予価2970円(税込)

最注目のSF作家と、俳優・弁護士の作家。ともに障害当事者の2人が、私たちの身体性とテクノロジーについて縦横に語る。完全さを目指す治療でなく、よりよく生きるための技術とは? 発見に満ちた、韓国出版文化賞受賞作!

『朝鮮短篇小説選(上)』

金東仁、玄鎮健、羅稲香、朴泰遠、李箱、ほか 著 大村益夫、長 璋吉、三枝壽勝 編訳
2022年7月岩波文庫復刊、定価1122円(税込)

朝鮮の近代小説が歩んだ道筋を概観できる傑作短篇選! 1920~40年代始めまでの短篇から22篇を収録。笞刑/運のよい日/白琴/洛東江/金講師とT教授/そばの花咲く頃/椿の花/翼/泥濘/留置場で会った男/巫女図、他。

『朝鮮短篇小説選(下)』

金東仁、玄鎮健、羅稲香、朴泰遠、李箱、ほか 著 大村益夫、長 璋吉、三枝壽勝 編訳
2022年7月岩波文庫復刊、定価1067円(税込)

朝鮮の近代小説が歩んだ道筋を概観できる傑作短篇選! 1920~40年代始めまでの短篇から22篇を収録。笞刑/運のよい日/白琴/洛東江/金講師とT教授/そばの花咲く頃/椿の花/翼/泥濘/留置場で会った男/巫女図、他。

『韓国学ハンマダン』

緒方義広、古橋 綾 編
2022年11月刊行予定、定価2860円(税込)

あなたの韓国理解はもう古い? 激動する社会・政治、日本では知られていない・誤解されている歴史、新語や文学作品の深掘りなど、現地経験のぶ厚い新世代が全9章+コラムで読み解く、韓国のいま。

『破果』

ク・ビョンモ 著 小山内園子 訳
2022年12月刊行予定、予価2970円(税込)

かつて「伝説の女殺し屋」とも恐れられたが、今や60代半ば、心身の衰えを感じ始めた主人公。組織でもお荷物扱いされ、謎の追手に命を狙われ……。『四隣人の食卓』のタッグがおくる極上のノワール、待望の日本上陸!

関連イベント

共 催:⼀般社団法⼈ K-BOOK振興会、韓国国際交流財団
主管:K-BOOKフェスティバル実⾏委員会
後援:⼀般財団法⼈ ⽇本児童教育振興財団、
韓国文学翻訳院、アモーレパシフィック財団、株式会社クオン、永田金司税理士事務所