
“この映画、おいしい!” 食べ物と出会った映画、映画で記憶する味の世界。
映画に登場する食べ物はそれ自体にキャラクターがあり、季節を反映し、プロットを揺るがす伏線にもなりうる。時には短いシーンに登場する食べ物が物語全体を牽引する場合もあるのだ。
著者が映画の中の食べ物に見るのは結局は暮らしの風景である。映画は人々の人生、時代、欲望を反映する。食べ物には作る人の気持ちや内面が表れる。映画も食べ物も、その中心には人間がいるという点で同じ。人間への愛情がなければ、映画も食べ物も味気ないと主張する、映画評論家ペク・チョンウによるエッセイ。
【著者紹介】
ペク・チョンウ(백정우):映画評論家。単著や共著に『映画、都市をキャスティングする』『一人でも、一人だから大丈夫』などがある。