
すべてが過ぎ去った後に ようやく君は泣くのかい?
日常を悲しみながら、あははと笑い飛ばすイ・ランの、ひとりごとエッセイ。
作り笑顔と「いいね!」の時代を揺るがす、新しい書き手。
ソウルを自転車でさすらう彼女の心に近づく73篇。
シンガーソングライター、映像作家、コミック作家、エッセイスト。
その多才さで韓国のカルチャーシーンにとどまらず、日本でも大きな存在感を放つ、イ・ラン。
ままならない日々の葛藤や疑問。
生きることにつきものの労働、人間関係、孤独、退屈、自意識との戦い……。
社会との接点を通して「いったい何者なのか」と自分をみつめるイ・ラン。
最高にチャーミングな彼女の洒脱なユーモア満載、珠玉のエッセイ。