
すでに始まってしまった気候変動を止めることはできるのか? 果たして私たちにはそんな時間が残っているのか? 地球の未来と人類の生存のために必ず知っておくべき、地球環境と気候変動にまつわるお話。
気候変動について知らなければ、それに伴う変化に対処する術も分からない。気象学者であるキム・ヘドン教授が、気候変動に対する17の質問に答える形で構成されている。著者は、2021年頭に一般市民たちの理解と実践を手助けするため、ソウル環境運動連合と共に「たすけて! 気候危機博士」というタイトルの教育用コンテンツを制作した。この本はそうした試みが土台になっている。
【著者紹介】
キム・ヘドン(김해동):幼い頃から科学教師になることを夢見て、釜山大学校地球科学教育科を卒業。同大学で気象学を専攻して修士号を取得。短い教師生活を経て、東京大学大学院にて気象学専攻で博士号を取得した。その後、気象庁の気象研究所に勤務し、1998年からは大邱にある啓明大学校に環境学部の教授として在席。単著、共著に『明日の天気はどうですか?』『気候変動と未来の社会』『エネルギーと気候変動』など。