
都市で暮らしていた著者が、京畿道軍浦市にある「コクラン」という田舎に引っ越してきて生活を営む日常について綴った。都会の人々にとっては穏やかでメルヘンチックなイメージのある「田舎暮らし」。しかし、そこで暮らす人々にとっては言葉の通り居住空間だ。田舎だからと言ってすべてが美しいわけではない。一方で、暮らしていく場所としては明らかに都市よりも平穏だ。人生の喜怒哀楽が滲む田舎のリアルな日常が鮮やかに立ち上る。
【著者紹介】
チョン・ヨンエ(천영애):慶北大学校哲学科大学院を修了。2010年に大邱文学賞を受賞し、2019年に大邱文化財団「個人芸術家創作支援」事業に選ばれた。著書に『私はあまりにも遅く来た』『木は待っている』などがある。