“旅行エッセイ”というジャンルを形作りイ・ビョンリュル詩人の代表的な散文集。再び発つためには必ず戻ってこなければならない。途切れさせられない運命の道が「旅行」だとイ・ビョンリュル詩人は述べる。その「道」の途上で書いて撮影した、人間と縁、そして愛の話。
2005年に初版が販売されて以降、類書に多大なる影響を与えた、詩人の感性が溢れる一冊だ。
※マガジンハウスより『いつも心は旅の途中』のタイトルで2024年8月に翻訳出版
【著者紹介】
イ・ビョンリュル(이병률):詩人。旅行フォトエッセイスト。忠清北道・堤川で生まれ、ソウルで育った。1988年、ソウル芸術大学校文芸創作科を卒業、1995年に韓国日報の新春文芸賞で詩が評価され文壇デビュー。2006年、第11回韓国詩学作品賞、2018年、第6回発見文学賞、2021年、第8回パク・チェサム文学賞を受賞。1988年から2008年まで韓国の各放送局でラジオ音楽放送の構成作家として活動した。現在は出版社「文学トンネ」のグループ社である「タル(月)」代表を務める。