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参加出版社
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문학과지성사

文学と知性社は1975年12月に創立されました。韓国社会が抑圧的で、言論弾圧などがあった時代です。そうした抑圧に対し、文学と知性による省察的な可能性を実現させようと創立し、現在に至るまで、社会に対して深い省察を促す、文学と人文社会科学の書籍を約3000冊出版してきました。韓国の近現代文学の伝統を新しく繋いでいく書籍や、まさに現在の文学的な言葉と芸術の想像力を見いだす書籍、歴史哲学的な問題意識を扱う書籍も出版しています。それが「文学と知性 詩人選」や「文知クラシック」、「現代の知性」や「私たちの時代の古典」シリーズです。2000年以降は青少年文学や教養、児童文学へと出版領域を広げ、時代を超えて未来の読者たちと共にあるために、たゆまぬ努力を続けています。

文学と知性社は韓国文学と知性の水源地です。確固たる伝統の社名であると同時に前衛を表す名前でもあります。これからも読者の皆さんとともに「幸せな読書」のある世の中をつくっていきます。

会社情報
문학과지성사(文学と知性社)
서울시 마포구 잔다리로 7길 18(ソウル特別市麻浦区チャンダリ路 7キル)
TEL:+82 (0)2 338 7224 
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おすすめ書籍紹介

『私をマリリン・モンローだとしよう(나를 마릴린 먼로라고 하자)』

ハン・ジョンヒョン(한정현)著
2022年2月出版
ジャンル:長編小説
ページ数 ::420ページ

喪失した記憶と忘れられない記憶を語る推理小説。

日本に住んでいる研究者のユン・ソリョンは、数年前の事故で記憶の一部を失った。ある日、彼女は一通の謎めいたメールを受け取る。それは事故の際に姿を消した、シャーロックというあだ名の友人からのものだった。ソリョンはソウルに戻り、シャーロックの担当医だったク・ヨンジョンとともに追跡に乗り出す。

二人が向き合わなければならないのは、国家権力やジェンダー暴力、ヘイトクライムの被害者たち。作家は、過去から現在まで続く暴力の系譜において、正常と異常を恣意的に選択し排除する社会システムがどのように作動してきたのかを追う。

 

【著者紹介】ハン・ジョンヒョン(한정현)。2015年 『東亜日報』 新春文芸で当選し小説を発表し始める。短編集『少女芸能人イ・ボナ』, 長編小説『ジュリアナ東京』がある。

『無の代名詞(없음의 대명사)』

オ・ウン(오은)著
2023年5月出版
ジャンル:詩
ページ数:156ページ

詩人オ・ウンの6番目の詩集『無の代名詞』。

詩人の眼差しは「それ」が「あった」場所にとどまる。「そこ」に何もなくても「目に見えないのであって存在しないわけではない」とオ・ウンは語る。「‘ない’と‘あった’の間の時差と隙間を埋めるものが私たちの悲しみ」(オ・ヨンギョン文学評論家)という解説は、この詩集の本質を正確についている。失ってしまい、今ここにないものを代名詞で呼ぶこと。詩人が使う代名詞は、失ったものの「代わり」をするのではなく、失ったものを今ここに「再び」存在させるものだ。

 

【著者紹介】オ・ウン(오은)。1982年に韓国全羅北道井邑市に生まれ、ソウル大学社会学科を卒業後、KAIST文化技術大学院で修士号を取得。2002年に『現代詩』で詩壇にデビュー。詩集に『ホテルタッセルの豚たち』『私たちは雰囲気を愛してる』『有から有』『左手は心が痛い』、散文集に『君と僕と黄色』がある。邦訳詩集に『僕には名前があった』(吉川凪訳、クオン)。詩誌「作乱【チャンナン】」で活動中。

『米、災害、国家(쌀 재난 국가)』

李哲承(イ・チョルスン/이철승)著
2021年1月出版
ジャンル:人文
ページ数:384ページ

今日の韓国社会に影を落とす深刻な不平等構造。本書では「米、災害、国家」の3つのキーワードを中心に「韓国社会の不平等構造と競争、比較の文化はどのように生まれ形成されていったか」という問いに対して、深く踏み込んだ歴史的分析を試みる。

朝鮮半島で古代国家が形成される時期からコロナパンデミックに至るまでの不平等構造の進化を追跡。「稲作システム」の普及によって韓国社会に不平等構造が作られた過程を、資料とデーター分析に基づき解明していく。

若者の失業や学閥主義、女性差別など現代の韓国社会が抱える問題が、稲作システムの遺産と密接に結びついていることを解き明かし、問題解決のヒントを与えてくれる。

 

【著者紹介】李哲承(イ・チョルスン/이철승)。西江大学社会学科教授。福祉国家、労働市場、資産不平等に関する研究をしている。ノースカロライナ大学で福祉国家と不平等に関する論文により博士号を取得。シカゴ大学で終身(テニュア)教授として2017年まで勤めながら、『American Journal of Sociology』の副編集長も務める。2011年と2012年には、全米社会学協会の不平等と社会移動、政治社会学、発展社会学、労働社会学の分野で、最優秀および優秀論文賞を受賞。著書に『不平等の世代』、『When Solidarity Works』(Cambridge University Press、 2016)などがある。

関連イベント

共 催:⼀般社団法⼈ K-BOOK振興会、韓国国際交流財団
主管:K-BOOKフェスティバル実⾏委員会
後援:⼀般財団法⼈ ⽇本児童教育振興財団、
韓国⽂学翻訳院、韓国出版文化産業振興院、
駐日韓国大使館 韓国文化院、李熙健韓日交流財団、
アモーレパシフィック財団、韓流 20 周年運営委員会、
永田金司税理士事務所、ソウル市場、
株式会社国際エキスプレス、株式会社クオン