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参加出版社
EXHIBITOR

책마을해리

本の村ヘリは海辺に近い廃校を利用して、本の学校、図書館、博物館、出版社を営むコミュニティです。活字に関連する企画や文・絵の制作、編集、伝統的な製本など、企画から制作までの本づくりを含む様々なイベントも開催しています。本の村がある高敞郡の歴史、文化、環境や農業など、多岐にわたるエピソードを本づくりに活かしています。

本の村ヘリは出版社も営んでいます。人文・芸術、ドキュメンタリーを主に扱う「図書出版キヨク」、若い世代を対象にした人文・文学・教養図書の出版社「なまけもの」、あらゆる年齢層を対象にした絵本の出版社「本の村ヘリ」です。「図書出版キヨク」が本の村ヘリを代表する出版社。神話の時代から現在、そして未来まで、人々の話を丁寧に綴り、確かな視点で都会だけではなく、農村や漁村で出合ったエピソードを本にし、読者との対話をつくり出しています。読み手と書き手が混在するポストメディア時代、開かれた読者、開かれた著者と共に時代を創造していきます。

会社情報
책마을해리(本の村ヘリ)
전북 고창군 해리면 월봉성산길 88(全羅北道高敞郡海里面ウォルボンソン山道88)
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おすすめ書籍紹介

『ワカラナイハナ(몰라꽃)』

キム・ソンスン(김선순)著、イ・ユンナム(이육남)絵、イ・デゴン(이대건)編集
2023年6月出版(出版社:本の村ヘリ)
ジャンル:絵本
ページ数:26ページ

「おばあさん、おばあさん、どこに行くの?」「学校に行くんだよ」ソンスンおばさんにとっては、村の学校に行く道さえも絵や物語になる。いつも見ていた田舎の空、種を蒔いたおばあさんだからこそ成長がわかる作物たち、仲むつまじく挨拶をする村の動物たち、道ばたの花や木々。「おばあさん、おばあさん、学校に行って何するの?」「話を書いて絵も描くんだよ」。日頃から花や木を描いていたソンスンさんに花の名前を尋ねると、人の良い笑顔で「わからない、名前もわからない、つくった人もわからない、ワカラナイハナ」とおっしゃった。

ソンスンさんが残した絵とワカラナイハナの話を、画家のイ・ユンナムさんと本の村ヘリの村長イ・デゴンさんが絵本につくりあげた。

 

【著者紹介】
著者、キム・ソンスン(김선순、1937~2019)。本の村ヘリにある学校に通い、字と絵を学んだ。ヘリの人たちと一緒に制作した本に『村の本、今日は学校に行く日』『概念語なく豊かに生きる方法』『草むしりに無関係なこと』『村、隠れた物語さがし』、単著の絵本『80歳、花』がある。

挿絵、イ・ユンナム(이육남)。絵かき。本の村ヘリにある学校の先生にも従事。ソンスンさんの絵に手を加えて、絵本として生まれ変わらせた。挿絵を手がけた本に『ピリリーバンバン』『うさぎさんとカメさん』『水宮歌』等がある。

編集 、イ・デゴン(이대건)。出版企画の編集者。ソウル市立大学で国語国文学を、高麗大学の大学院で映像文化学を学んだ。本の村ヘリの村長でもあり、誰とでも親しく本の話をしている。

『SEA GLASS FACE BOOK 100』

キム・ギョングン(김경균)文・絵、ムン・デヨン(문대영)写真
2023年3月出版(出版社:キヨク)
ジャンル:絵本
ページ数:104ページ

「海辺を歩きながら一つ一つ拾い集めたシーグラスの粒は、それぞれに表情を持っています」

こう語るキム・ギョングンは、シーグラスの中にある喜怒哀楽を集め、数多くの表情を作りあげた。光は色に変化し、一冊の本に仕上がった。

本の中の100の表情から、子どもたちは目、鼻、口を新たに見つけ、その組み合わせを通して、自分自身の感覚にぴったり合う、たくさんの感情を受け取ることができるだろう。

 

【著者紹介】
文・絵、キム・ギョングン(김경균)
韓国芸術総合大学美術院のデザイン科教授、江陵市公共デザイン政策官、京都造形芸術大学の客員教授、アジア文化デザイン研究所の所長を歴任。弘益大学の視覚デザイン学科及び同大学院を卒業後、多摩美術大学でビジュアルコミニュケーションデザインを専攻。6年前より江原道の江陵に移住。海辺に捨てられたガラスの破片、シーグラスを収集して、エコロジカルなメッセージを込めた創作活動に取り組んでいる。シーグラスの絵本に『光の海』がある。



写真、ムン・デヨン(문대영)
写真映像デザイン等の視覚的な作業に打ち込んでいる。国立江陵大学卒業。束草市上道門やパターン等をテーマに写真展を多数開催。映像作業に音楽家Elefun.D(エルファンディー)の「KISS」のミュージックビデオ等がある。キム・ギョングンが取り組むガラス創作活動に長く同行している。

『石網(돌그물)』

ユン・ジュンホ(윤중호)著、ヤン・サンヨン(양상용)絵
2016年9月出版 (出版社:本の村ヘリ)
ジャンル:絵本
ページ数:32ページ

詩人のユン・ジュンホが文を書き、ヤン・サンヨン画伯が東洋画風の絵で仕上げた絵本。タイトルの石網は石防簾(ソッパンニョム)と呼ばれる漁法のこと。海中に石を積み上げて、満潮時に入り込んだ魚を干潮時に捕まえる。干潮と満潮の潮差が大きい西海(ソヘ)で伝統的に伝わっている。『石網』を通して世界に伝えたいメッセージは簡単明瞭、「分け合う命、平和な暮らし」。

「石防簾とはね、やって来たものだけを食べることなんだよ。欲を出さずに、海と分け合って食べるということなんだ。海と石防簾と町の人たちとだよ」

 

【著者紹介】

文、ユン・ジュンホ(윤중호、1956~2004)、詩人。詩集に『母屋に降る雨』『金剛【クムガン】にて』『故郷の道』、散文集に『のんびり暮らす人々』がある。児童書として童話『トゥレは遅刻大将』、絵本『柿の花村の子どもたち』がある。

 

絵、ヤン・サンヨン(양상용)

1963年、全羅南道和順生まれ。弘益大学で東洋画を学ぶ。絵本『風の子』『さつまいもはおいしい』など、童話『かわいいお姉さん』『こわい学校、こわい子どもたち』など、多くの児童書の絵を描いてきた。また、自宅周辺の川や山での娘との自然観察を題材にした『パパとわたしと』シリーズを出版した。

関連イベント

共 催:⼀般社団法⼈ K-BOOK振興会、韓国国際交流財団
主管:K-BOOKフェスティバル実⾏委員会
後援:⼀般財団法⼈ ⽇本児童教育振興財団、
韓国⽂学翻訳院、韓国出版文化産業振興院、
駐日韓国大使館 韓国文化院、李熙健韓日交流財団、
アモーレパシフィック財団、韓流 20 周年運営委員会、
永田金司税理士事務所、ソウル市場、
株式会社国際エキスプレス、株式会社クオン