詩人が初めて詩集を世に送り出してから、30年の歳月が流れました。山あいで農業を営みながら、多くの詩集、童詩集、随筆集を著し、数々の文学賞にも輝いてきたその詩人は、いま祖父となり、新たな童詩集を刊行しました。この詩集には、人と人、人と自然の関わりを静かに見つめ、ゆっくり問いかけることで捉えた言葉が息づいています。そして、それらをやさしく包み込み、見守るような自然のうたが響いています。世代を超えて読まれるにふさわしい、あたたかな詩集です。
※国民的詩人・児童文学作家であるクォン・ジョンセンさんの名を冠した、「クォン・ジョンセン文学賞」も受賞

