「K-BOOKフェスティバル2025」と連動して開催されたK-BOOKと”まじわる”韓国映画上映会では、全3作品、計4回の上映会を開催しました。2026年11月23日(日・祝)には、【パク・ジョンミン「宋夢奎を演じてみて」＋『空と風と星の詩人～尹東柱の生涯～』上映】と題し、日本では大変貴重なパク・ジョンミンさんトークイベントということで、発売後5分でチケットが完売となる人気ぶりでした。
そこで、その貴重なお話を「X」でmikoドラマ映画沼の住人さん（@miko_
本日はパクジョンミンさんに会いに行きました（語弊）ので詳細レポをどうぞ🏷️
〈内容に合わせて再構成しています。素人メモにつき微妙なズレはお許しを。〉
■舞台挨拶に関連して
・日本のファンの前で話すのは僕の記憶が確かなら初めて
・飛行機チケット間違えて取って慌てて取り直して今日12時に着いてイベント終了後にはすぐ帰らなきゃならない。（滞在5時間くらい？）
・外国でそんなに有名な俳優ではないから自分がゲストでチケット売れるんだろうかと心配していたけど満席にしてくださってありがとうございます。
・チケット間違えた時に来るのやめようかと頭をよぎったけどせっかく来てくださったファンの皆さんに悪いと思い来ました。
・ビックリしたのは普段韓国の舞台挨拶に来てくれる韓国のファンがここまで来てくれたこと。遠いところ、どこまで来てくれるのかな、少しずつ遠くに行ってみようかな。（試されるファンw）
■宋夢奎（ソン・モンギュ）を演じるに当たって
・監督にシナリオ渡されてやりたい役をやって良いと言われたから尹東柱（ユン・ドンジュ、カン・ハヌル演じる主役）！って言ったらダメって言われた。
・（シナリオを読んで）尹東柱のそばにいる友人でいとこの宋夢奎なら演じられるのではと胸が熱くなった。
・宋夢奎さんに関しては韓国でもほとんど記録がなく、尹東柱の残した評伝を読みながら準備をした。もっと知りたいと思い関連する土地を訪れたりお墓も行った。
・この当時はまだ若くて情熱があったため、なんとか役に入り込みたくて立教大学（映画の舞台の一つ）まで訪れた。尹東柱先生へ捧げる手紙をしたためて、大学構内に埋めたかったんだけど中には入れてもらえず、立教大学の塀の前に座り込んで土に穴を掘って埋めた。ゴミを捨てるみたいになってしまいすみません。みなさんが立教大学に行って穴を掘ったら手紙が出てくるかも。
・塀の前に座り込んでいて思い立って宋夢奎が赴いた中国にも行ってみようと思ったけど、ちょうどお正月に重なりエコノミーは取れず人生初のビジネスクラスに乗り、ホテルも満室だったためスイートルームに泊まり、この映画で貰った出演料よりも高くなってしまった。
・その時はまだ若く、この映画がとても大切に思えて、これが最後の映画出演になるかもしれないと思ったのもあり、なんとか役に入り込みたくてそこまでした。けれど今は歳を取ってそこまでの情熱が持てず恥ずかしい。その時は演技だけを一生懸命やれば良いと思っていたけど、俳優というものはどうやら演技だけではダメなようだと最近思うようになった。
■今後の活動について
・6日後には舞台が始まる。演劇でもなくミュージカルでもなく『ライフ・オブ・パイ』（カナダの作家ヤン・マーテルの小説「パイの物語」が原作）。歌はないが、音楽に合わせて俳優たちがとにかく動きまわるエネルギッシュなステージ。僕の夢はその公演をそのまま日本でやること。「ライブオンステージ」と言うようにと言われてる。そう言わなければならないことに少し反抗的な気持ちを抱いていたけどライブオンステージです。遠いですけど機会があればぜひ来てください。
（追記）韓国にまで見に来てください、というのは申し訳ない気もするので、この舞台をぜひ日本でも上演できたらうれしいですね。関係者のみなさん、よろしくお願いします、と笑いを誘った
■映画『顔』に関連して
・ヨン・サンホ監督『顔』が来年日本でも8月に公開されることになった。今日は配給の方も来ていてタイトルに悩まれているみたい。ヨン・サンホ監督が日本に来ると「新感染」のヨン・サンホと必ず言われるって話を聞いていて、「新感染の」とつけると人が入るらしい。だから邦題は「新感染顔」とかどうでしょう？あと韓国では「顔」を「枠」ともいうので「新感染枠」はどうでしょう？全然ホラーじゃないけど。（試される配給さんw）
🏷️想像の斜め上をいくユーモアに溢れるとても楽しい舞台挨拶。もっともっと聞いていたかった。何あの独特の〈間〉。そしてスクリーンで見るよりずーっとずっと素敵で沼りますね、あれは。
『顔』公開の時は「新感染」のヨンサンホ監督と再び来日して舞台挨拶してほしいです🙏
レポート：mikoドラマ映画沼の住人（@miko_