隣の国に懐かしい〝故郷〟と〝文学〟があった! 韓国人作家・李文求が描いた随筆風私小説。 現代化、都市化、産業化への変貌著しい韓国社会を批判的に見つめ、伝統的、地方的な生活者の視点から、韓国の社会、生活、歴史を坦々と描き出し、韓国の現代文学の世界に独自の位置を占めたといわれている古典的作品。『冠村随筆』は、8編の連作小説を一本にまとめたもので、著者の30代での代表的な作品である。李文求は、韓国の文学好きの読者では知らない者がいないというほど有名で重要な小説家。
人文・社会科学書を中心に、多岐にわたる新鮮かつ芯のある書籍を発行する出版社で構成している出版団体。加盟社は、亜紀書房、インパクト出版会、柘植書房新社、新泉社、現代人文社、風媒社、世織書房です。
隣の国に懐かしい〝故郷〟と〝文学〟があった! 韓国人作家・李文求が描いた随筆風私小説。 現代化、都市化、産業化への変貌著しい韓国社会を批判的に見つめ、伝統的、地方的な生活者の視点から、韓国の社会、生活、歴史を坦々と描き出し、韓国の現代文学の世界に独自の位置を占めたといわれている古典的作品。『冠村随筆』は、8編の連作小説を一本にまとめたもので、著者の30代での代表的な作品である。李文求は、韓国の文学好きの読者では知らない者がいないというほど有名で重要な小説家。
本書の原著『死を超え時代の暗闇を超えて-光州五月民衆抗争の記録-』は、1985年5月に、ソウルのプルピッ社から刊行されたが、発売と同時に発売禁止措置がとられた。本書はその全訳であり、生き残った人たちの貴重な証言である。当時、ひそかに日本に持ち出され、翻訳刊行に至った。
第1部:打ち寄せる歴史の波濤/1 力量の成熟、2 民衆抗争への発端
第2部:血と涙の五日間/3 散発的で受動的な抵抗、4 積極的攻勢への転換、5 全面的な民衆抗争、6 武装闘争と勝利の戦取
第3部:光州よ! 光州よ! 光州よ!/7 解放期間Ⅰ、8 解放期間Ⅱ、9 解放期間Ⅲ、10 解放期間Ⅳ、11 解放期間Ⅴ、12 抗争の拡がり
第4部:終局、そして新たな始まり/13 抗争の完成、14 終結していない闘争
韓国人歌手・李成愛は、1976年に日本で韓国の「トロット」や日本の「エンカ」 を歌い、日本ではじめて韓国歌謡ブームを起こした。そのファースト・アルバム 「熱愛/李成愛」に、「演歌の源流を探る」というサブタイトルが付されてい る。このように日韓の大衆音楽(エンカとトロット)は、相互に影響し合いなが ら発展してきた。著者は、音楽社会学的観点から、文化遺産である日本のエンカ と韓国のトロットについて、豊富な資料に基づいて、その特徴を分析し、発祥か ら現代までの歴史を整理し、両国の社会と大衆文化の渦の中に位置づける。本書 は、相互に影響し合いながら、ダイナミックに展開してきたエンカとトロットの 越境性と土着性を比較検討する。
屈辱…絶望…そして届かぬ怒り。〈元・日本軍慰安婦〉たちの終わりなき哀しみ。朝鮮民族は、美しくやさしい花を途切れることなく次々と咲かせる無窮=木槿(ムクゲ)に、周辺の大国から幾度となく侵略を受けても抵抗を続けてきた国の歴史を重ねてきた。
数多くの〈元・日本軍慰安婦〉の韓国・朝鮮人女性たちに取材し、その証言を記録し続けたフォトジャーナリストが放つ決定版証言集。
本軍の慰安婦制度を批判した良心的な書と絶讃された、朴裕河著『帝国の慰安婦』。 蓄積され続ける植民地支配等の研究成果を都合良く解釈する歴史像を根底から覆し、 叙述の誤謬も正し、「和解」の本質を提示する。