彼を抱きしめると、俺はこの世のすべてを手に入れたような気がした――。
喧騒と孤独にあふれる大都会の片すみで繰り広げられる多様な愛の形。そんな大都会でさまざまに交差する出会いと別れを切なく軽快に描いた、4つの作品からなる連作小説。
デビューから4年、本国では早くも2020年代を代表する作家の一人として位置づけられているパク・サンヨン。新しい韓国文学の“顔”として、最も将来が期待される作家の一人として、大きな注目を集めている。
2019年〈小説家50人が選ぶ“今年の小説”〉第2位に選出され、新時代の文学として大きな話題を呼んだベストセラーが早くも日本に登場。