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白水社

創業から100年以上に渡り外国の文化や言語を紹介し続けている出版社です。世界各国の小説や語学書を広く手掛けており、韓国語の辞典・参考書・大学教科書、近年は韓国作家の小説やノンフィクションの翻訳にも力を入れています。

会社情報
株式会社白水社
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-24 
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おすすめ書籍紹介

『女の答えはピッチにある 女子サッカーが私に教えてくれたこと』

キム・ホンビ 著、小山内園子 訳
2020年7月刊行、本体2,000円+税

熱烈なサッカーファンの著者は、地元のアマチュア女子チームに入団。それから起こった出来事や心情の変化を生き生きとした筆致で綴る抱腹絶倒の体験記。
男のスポーツという印象が強いサッカーの世界に著者が飛び込んでいった時の気づきが面白い。「女が知ってるはずがない」という偏見から、男は女に説明したがる。女がサッカーをするときのハードルは、社会で男の領域とみなされている場所で女がサヴァイブするときのハードルにつながっているのだ。 チームの女たちは練習を重ね、体と向き合い、どうすれば上達するかで頭がいっぱいだ。大好きなサッカーのために、現状を嘆くのではなくどう連帯するかを軽妙に語る本書は、韓国で多くの読者に熱く支持された。

『ヒョンナムオッパへ 韓国フェミニズム小説集』

チョ・ナムジュ、チェ・ウニョン他 著、斎藤真理子 訳
2019年2月刊、本体1,800円+税

『82年生まれ、キム・ジヨン』の人気を受けて刊行された、若手実力派女性作家たちによる、初の書き下ろしフェミニズム小説集。
チョ・ナムジュによる表題作の主人公は、地方出身の女子。ソウルの大学に進学して、先輩のヒョンナムに恋をし、彼に守られて10年以上青春期を過ごすが、実際には何もかも彼に操作されていたと気づき……。ほかに、母親との葛藤を抱えた女性の主人公が、弟の結婚を契機に母との関係、女性としての生き方に思いを巡らす「あなたの平和」、受験を控えた中学生の息子と小学生の娘の問題に悩む専業主婦の複雑な感情に光を当てた「更年」など、各篇に描かれている事例は、日本の各世代の女性たちの共感を呼ぶ。

『ピンポン』

パク・ミンギュ 著、斎藤真理子 訳
2017年5月刊、本体2,200円+税

中学校でいじめられている「釘」と「モアイ」。彼らは原っぱにあった卓球台で卓球をするようになる。いじめにあうってことはさ……「のけもの」じゃなくて、人類から「なきもの」にされてるってことなんだ。
彼らは卓球用品店主に卓球史を伝授してもらう。卓球は戦争だったんだよ。世界はいつもジュースポイントなんだ。
空から巨大なピンポン球が下降してきた。それが原っぱに着床すると大地は激震し、地球は巨大な卓球界になってしまう。試合の勝者に、地球に人類をインストールしたままにしておくのか、アンインストールするのか、選択権があるという……。
超絶独白ラリーの展開、脳内スマッシュの炸裂、変幻自在の過剰な物語。

『回復する人間』

ハン・ガン 著、斎藤真理子 訳
2019年5月刊、本体2,400円+税

本書は、ハン・ガンの32歳から42歳という脂の乗った時期に発表された7篇を収録した、日本では初の短篇集。
「回復する人間」:あなたの左右の踝の骨の下には穴があいている。お灸で負った火傷が細菌感染を起こしたのだ。そもそもの発端は姉の葬儀で足をくじいたことだった。ずっと疎遠だった姉は1週間前に死んだ。あなたは自分に問いかける。どこで何を間違えたんだろう。2人のうちどちらが冷たい人間だったのか。
大切な人の死や自らの病気、家族との不和など、痛みを抱え絶望の淵でうずくまる人間が一筋の光を見出し、再び静かに歩み出す姿を描く。現代韓国屈指の作家による、魂を震わす7つの物語。

『無礼な人にNOと言う44のレッスン』

チョン・ムンジョン 著、幡野泉 訳
2019年5月刊、本体1,500円+税

パワハラやセクハラに限らず、私たちは日常生活のなかで理不尽な発言や習慣にしばしば直面する。権威的で男性中心の韓国社会では、目上の人や上司にストレートにものを言うのはとても難しい。無礼な人に出会ったとき、どうすれば冷静に自分の意見をセンスよく伝え、自分の立場を守れるのか――。
著者は、韓国の20代女性から圧倒的支持を得ているWebマガジンの編集長。職場や家族、恋人など、周囲の人々と関わるなかでイヤな場面に出くわしたとき、どこまで感情表現をしたらいいかわからず関係をこじらせることも多かったという。
そんな著者が、自身の経験にもとづいて、効果的な対処法を伝授する。

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