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岩波書店

総合出版社として、文庫・新書、学術書、エッセイなどの単行本、あるいは辞典や児童書といった、幅広い出版活動を行っています。隣国・韓国の政治や歴史、社会、文化に焦点をあてた著作も積極的に刊行しています。

会社情報
株式会社 岩波書店
〒101-8002 東京都千代田区一ツ橋2-5-5 
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おすすめ書籍紹介

『文在寅時代の韓国—弔いの民主主義』

文京洙著
2020年11月刊行予定、860円+税

国内外で激しい毀誉褒貶に晒されている文在寅政権。公正と正義の実現を追求し「積弊の清算」を掲げた変革の道は、様々な軋轢を生みながら今も続いている。民主化運動の仲間であった盧武鉉元大統領の衝撃的な死と、韓国中に衝撃を与えたセウォル号の惨事という二つの悲劇と向き合い、厳しい国際環境のなかで南北問題の解決に挑み、ときに「反日」と称されたその歩み。それは同時に、女性や若者をはじめとした国内で抑圧されてきた多様な声が噴き出してくる時代でもあった。妥協を知らない民主主義の希求は、韓国をどこへ導くのか。その内在的な論理を解説し、誤解と歪曲に満ちた韓国理解を塗り替え、リアルな姿を伝える。

『尹東柱詩集 空と風と星と詩』

金時鐘編訳
2012年10月刊、580円+税

戦争末期、留学先の日本で27歳で獄死した詩人、尹東柱。禁じられた母語で、身もだえるように書きためていた清冽な詩は、韓国で大ベストセラーとなりました。在日の詩人、金時鐘による編訳。ハングルの原詩つきです。

『運命 文在寅自伝』

文在寅著、矢野百合子訳
2018年10月刊、2700円+税

文在寅とはどんな人物なのか? 大統領就任から約3年半。歴史的な南北首脳会談ののち、法相のスキャンダル、日韓関係の悪化、そしてパンデミック――文政権が様々な難局に直面するなか、その人物像はさまざまに語られてきました。
本書は、刊行以来、韓国で80刷を超えるベストセラーとなった「決定版自伝」です。問題児から人権弁護士への歩み。釜山での民主化運動、そして、「運命」を導いた故・盧武鉉大統領との出会いと別れ――エピソード豊かに綴られる半生からは、人間・文在寅の姿、そして、激動の韓国現代史が浮かび上がります。
大統領による書き下ろし「日本語版読者への序文」、またクォン・ヨンソク一橋大学教授による詳細な解説も収録。好評3刷です。

『すいかのプール』

アンニョン・タル作、斎藤真理子訳
2018年7月刊、1700円+税

じりじりと暑い夏の盛り、すっかり熟れたすいかがぱかっと割れたら、そう、すいかのプールびらき。はじめにおじいさんがやってきて、巨大なすいかにハシゴをかけ、たねをどけるとずぶずぶずぶ……と、果肉に体をしずめます。「うーむ、きもちいい」
やがて近所の子どもたちが、浮き輪を持って集まってきます。さっくさっくとすいかを踏みしめ、大きな葉っぱから飛び降りたり、果肉のかたまりをぶつけあったり。あざやかな果汁のプールでぱしゃぱしゃぱしゃ……。大はしゃぎの一日の幕開けです。
子どもの頃に空想したようなことを、なんとも楽しそうに描いた作品。第11回「MOE絵本屋さん大賞」でベスト絵本30に選ばれました。

『ヒキガエルがいく』

パク ジォンチェ作、申明浩訳、広松由希子訳
2019年6月刊、1800円

「トン」という太鼓の音とともに、一匹のヒキガエルがあらわれます。「トトトン」という音でさらに増え、だんだん集まると「ドンドンダンダン」進みはじめ……。文はすべて太鼓の音で書かれているという、ユニークな韓国の絵本です。
太鼓の音が鼓舞するように、リズムを変えながら寄り添っていくのは、ヒキガエルたちの行進。春の雨が降る時期、山を降りたヒキガエルは、産卵のために池まで旅をします。道路を渡り、溝を横切り、さまざまな障害を乗り越えながら……。
寡黙に歩むその姿に、生きのびて命をつなぐことのきびしさと、かぎりない共感をこめた作品です。2017年ブラティスラヴァ世界絵本原画展ノミネート。

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