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影書房

国家間の関係が悪く厳しい時代にあっても、「K文学レビューコンクール」の課題図書に選定いただいた『1945、鉄原』『あの夏のソウル』のように、自分の人生を生きる勇気と友を想う心を、本を通じて伝えていきたいです。

会社情報
株式会社 影書房
〒170-0003 東京都豊島区駒込1-3-15 
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おすすめ書籍紹介

『あの夏のソウル』

イ ヒョン 著、梁玉順 訳
2018年3月、本体2200円+税

「ある人は、それをイデオロギーだといい、ある人は祖国だといった。鳳児にはどちらも、それは夢と同じ意味だった。」(本書より)
大国の都合で国が南北に二分された朝鮮戦争下のソウル。南へ北へと戦線が動くたびに支配者が入れ替わり、人々は厳しい選択を迫られる。やがて空爆も激しさを増し…。植民地時代に親日派だった判事の息子や転向した革命家の娘など、背景の様々な子どもたちもまた、家族や友だちを失いながら、それぞれに「生きるため」の決断を迫られる。主人公たちはどんな選択をしたのか。本当はどんな夢をもち、どんなふうに生きたかったのか――。平和への切なる願いをこめた韓国YA文学の傑作。『1945,鉄原』の続編。

『1945,鉄原(チョロン)』

イ ヒョン 著、梁玉順 訳
2018年3月、本体2200円+税

1945年8月15日、日本からの解放の日、朝鮮半島で人びとは何を夢見ただろうか??。
朝鮮半島のほぼ真ん中にある街・鉄原(チョロン)。解放後の混乱のなか、旧「親日派」勢力による不穏な事件が次々と起こり、街に動揺が広がる。真相を探るために3人の若者が38度線を越えて京城(現ソウル)へと向かうが…。
大地主のぼっちゃんながら身分のへだてのない世界を夢見る基秀、自分の父親を殺した地主の家で小間使いをしてきた敬愛、何としても京城へ行って自分を取り戻そうとする両班(ヤンバン)家の娘・恩恵、奴婢出身の「越境屋」・斎英など、若者たちはそれぞれの夢を追って走り出す。
韓国の実力派作家によるYA小説の名作。

『生命の詩人・尹東柱』

多胡吉郎著
2017年2月、本体1900円+税

清冽至純な詩篇を残し、わずか27年の生涯を福岡刑務所の獄中に閉じた尹東柱。
著者はNHKディレクター時代の1995年、「NHKスペシャル」で尹東柱のドキュメンタリー番組を手がけ、以来20年余にわたり独自に尹東柱の調査・研究を重ねてきた。
本書ではおもに尹東柱と日本との関わりを軸に、人的交流や刑務所での「人体実験説」などを可能な限り実証的に検証し、いくつかの知られざる事実を明らかにする。また尹東柱の残した遺稿や蔵書をつぶさに読み解き、新たな視点からの作品解釈も試みながら、詩人の孤高の精神に改めて焦点を当てる。
著者の長年にわたる調査・研究の集大成。尹東柱という詩人、その文学の核心に迫る。

『小説 日清戦争:甲午の年の蜂起』

金重明著
2018年12月、本体3600円+税

朝鮮の支配をめぐり対峙する日本と清。腐敗し統治能力を失なった朝鮮王朝。背後で蠢く列強諸国…。
貪吏の酷政に蜂起し全琫準(チョンボンジュン)率いる東学農民軍は、日本の侵略軍に対し二度目の蜂起に立ちあがった――。
「朝鮮の独立」を名分とした日清戦争だが、その戦端は日本軍の「朝鮮王宮占領」によって開かれた。「文明と野蛮の戦争」とされたこの戦争。はたして「野蛮」だったのはどちらか。
朝鮮・日本・清の三者の視点から近代日本の方向を決定づけた日清戦争を多角的に描き、最新の研究成果をふまえてその本質に迫った1500枚に及ぶ大作。明治150年。『坂の上の雲』の司馬遼太郎史観を塗り替えるスペクタクル歴史長篇。

『「韓国からの通信」の時代:韓国・危機の15年を日韓のジャーナリズムはいかにたたかったか』

池明観 著
2017年9月、本体4200円+税

1972年の朴正熙・維新体制から87年6月抗争までの約15年にわたる韓国民主化の時代を、韓国のジャーナリズムはどのように伝え、闘ってきたのか。韓国国民が民主化を手にするまでの学生、市民、マスコミの「連帯」の姿とは。また日本のマスメディアは隣国の闘いをどのように報道してきたのか。
雑誌『世界』(岩波書店)に73年から88年まで、“T・K生”の筆名で韓国内の政治・民主化運動の情勢をレポートしつづけ、韓国国外から民主化運動を支えた著者が、『世界』連載「韓国からの通信」、韓国全国紙『東亜日報』、日本の『朝日新聞』の3誌紙を再読・整理し直し、これからの日韓連帯、東アジアの連帯のあり方を展望する。

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