日本でも邦訳本が続々と登場し、今や韓国を代表するSF作家として一番に名前の挙がるキム・チョヨプさんが初めて日本の読者の前で語ります。そのトークのお相手は、今年1月『地図と拳』で直木賞を受賞した小川哲さんです。
現在から過去へ、現在から未来へ。そこで何を確かめられるかは、今わたしたちが何をどれくらいキャッチできているかにかかっている――新時代のSF小説についておふたりに語り合っていただきます。
進行いただくのは、キム・チョヨプさん作品を数多く翻訳されているカン・バンファさんです。
現在から過去へ、現在から未来へ。そこで何を確かめられるかは、今わたしたちが何をどれくらいキャッチできているかにかかっている――新時代のSF小説についておふたりに語り合っていただきます。
進行いただくのは、キム・チョヨプさん作品を数多く翻訳されているカン・バンファさんです。
イベント参加⽅法
着席観覧は50席のため、当日開始15分前に指定の場所に先着順でお並びいただきます。
出演
スピーカー キム・チョヨプ
1993年生まれ。浦項工科大学化学科を卒業し、同大大学院で生化学修士号を取得。在学中の2017年、第2回韓国科学文学賞中短編部門にて「館内紛失」で大賞、「わたしたちが光の速さで進めないなら」で佳作を受賞し、作家としての活動をスタート。短篇集に『わたしたちが光の速さで進めないなら』『この世界からは出ていくけれど』、長篇に『地球の果ての温室で』(以上早川書房刊)等がある。2021年、キム・ウォニョンとの共著のノンフィクション『サイボーグになる』で韓国出版文化賞を受賞。
(C)Melmel Chung, Korean Literature Now 提供
スピーカー 小川哲(おがわ さとし)
1986年千葉県生まれ。『ユートロニカのこちら側』でハヤカワSFコンテスト〈大賞〉を受賞しデビュー。著書に『ゲームの王国』(日本SF大賞、山本周五郎賞)『噓と正典』『地図と拳』(山田風太郎賞、直木賞)『君のクイズ』(日本推理作家協会賞)。
ナビゲーター カン・バンファ(姜芳華)
翻訳家。在日韓国人3世。大学卒業後に渡韓。韓国文学翻訳院講師。日訳にペク・スリン『夏のヴィラ』、ピョン・ヘヨン『ホール』、キム・チョヨプ『地球の果ての温室で』、ルリ『長い長い夜』など多数。共訳に<韓国文学の源流短編選>など、著書に共著『日本語翻訳スキル』がある。