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お知らせ
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2020.12.02
イベントレポ:出版社対抗イチオシ本プレゼン大会vol.1 & Vol.2

2020年11月28日(土)・29日(日)の2日間にわたり「K-BOOKフェスティバル 2020 in Japan」がオンライン開催されました。SNSの公式アカウントでは日に日に盛り上がっていく様子が感じられ、事前にプログラムをチェックしたり、関連本を読んだりして、当日をとてもわくわくしながら待ちました。
2日間にぎっしりとさまざまなプログラムが用意されていましたが、今回はその中から「出版社対抗イチオシ本プレゼン大会vol.1 & 2」についてレポートします。

28日(土)14:00-14:30にVol.1、29日(日)12:00-12:30にVol.2が行われました。休日のお昼ということでのんびり昼食をとりながら流し見するのにちょうどいいかなと思い、公式サイトからYouTubeチャンネルにアクセス、開始時間を待ちました。私は昨年会場に行くことができませんでしたが、会場に行った知り合いからこの出版社によるプレゼン大会は昨年の神保町の会場で大いに盛り上がったプログラムだと聞いていたこともあり、楽しみにしていました。

開始時刻となり、皆さんが画面に登場。この時点でとても新鮮な気持ちで画面に注目しました。普段、本と作家の名前、書店の名前はなんとなく刷り込まれて記憶していますが、出版社については、特に好きないくつかの出版社やいわゆる大手の有名な出版社でもない限り名前を意識する機会はあまりありません。こうしてひとり一人の方の顔を見ていると、当たり前のことですが、私が書店で本を手に取るまでの間に多くの方が関わっているのだなということに実感が持てました。今回、このプログラムだけではなく全体をとおして作家、翻訳家、装幀家、出版社の方など本を作る人、届ける人が登場され、とても貴重なお話を聞くことができたことに感謝しています。

さて、いよいよ司会者から挨拶とルール説明が行われ、出版社によるプレゼンがスタート。皆さんの緊張や本に対する愛情が伝わってきて、そして想像もしていなかったユニークなクイズと豪華なプレイベント内容に夢中になり、流し見のつもりが昼食そっちのけで全画面表示にしてメモを片手に聞き入ってしまいました。

イベント全体の印象として、普段お会いすることのない出版社の方から本のおすすめをしていただけるというのはとても新鮮で、とても楽しく、ただ書店で表紙を見るだけではわからなかったおもしろさに気付ける貴重な機会でありがたいなと思いました。クイズもちょっと調べればわかるレベルのもので、気軽に「参加してみようかな~」と思えました。何よりプレゼント内容がユニークで豪華で、それが最大の理由でクイズ大会への参加意欲を掻き立てられました。

出版社の方のそれぞれの画面の背景が気になったり、リアクションからお人柄が伝わってきたり、たとえば河出書房新社の方がプレゼンしている際に岩波書店の方が後ろから同じ本を持ってきて無言で「この本、この本、持ってるよ」とアピールされていたり、オンライン開催ならではのおもしろさもありました。

もっともっと皆さんのお話を聞きたい!と思いましたが、全体のプログラム構成を考えるときっと時間配分は90秒くらい(といっておいて120秒くらい)がちょうど良いのでしょう。進行については、順番とお人柄によって時間配分に配慮されて早口でお話しされたり、おそらくお話ししたかった内容を省略されたのではないかなと思える方もいらして、もったいないな、かわいそうだな、と感じてしまいました。

どうしてこの本を作ることになったのか、作りたいと思ったのか、作家はどのような人なのか、本を作る過程にどのような人が関わったのか、本を開くだけでは知り得ない情報を出版社の方の生の声で聞けるのは本当に楽しく満足度が高かったです。新刊情報が多いのもうれしかったです。貴重な機会をありがとうございました。来年も楽しみにしています。

(レポーター:北島あやこ)

共催


主管:K-BOOKフェスティバル実行委員会
後援:一般財団法人日本児童教育振興財団、
公益財団法人 韓昌祐・哲文化財団、
アモーレパシフィック財団、韓国文学翻訳院、
株式会社クオン、永田金司税理士事務所